
Windowsの操作、まだマウスでやってます?キーボードの可能性、100%引き出してますか?
この記事では、「CapsLockをF13キーに置き換えることで、Windowsの作業効率が爆上がりする」というテーマで、Autohotkey×ChangeKeyを使ったキーボードカスタマイズ術を解説します。
初心者にも分かるように、設定の方法、実際のコード、仕組みの解説まで丁寧にまとめました。
🎯 この記事はこんな人におすすめ
- Windowsをもっと効率よく使いたい
- 英字配列キーボードでも使えるショートカットを作りたい
- CapsLockキーが死にキー化しているので、なんとかしたい
- AutoHotkey、changekeyの具体的な使い方・応用例が知りたい

いちいちマウスでカーソルの位置変えるのだるくない?
あと~文字消すときに小指をバックスペースまで伸ばすのだるくない?
この記事を最後まで読めばそれらを解消することができるよ~
🔧 今回使うツール
ツール名 | 役割 |
---|---|
ChangeKey | CapsLockキーをF13キーに変更(キーリマップ) |
AutoHotkey | ショートカットやキー操作の自動化ツール |
🔁 ChangeKeyでCapsLockをF13に変更する手順
- ChangeKeyをダウンロードしてインストール
- ダブルクリックでアプリを起動する
- 左側で
Caps Lock
を選択(または実際にCaps Lockキーを押す) - 右側で
F13
を選びたいが、リストに無いことが多いので、右上の「Scan Code」ボタンをクリックし、テキストボックスに 「0064」 と入力(F13のスキャンコード) OK
→ 上部メニューの「登録」→ 「OK」の確認後、PCを再起動
これで、CapsLockキーがF13キーとして認識されるようになります。
📝 補足: 元に戻したいときは、ChangeKeyを開いてその設定を削除し、再起動すれば元通りです。





🚀 最終的にできること(ショートカット一覧)
操作内容 | キー操作(F13 = CapsLock) | 動作 |
---|---|---|
カーソル左移動 | F13 + J | ← |
カーソル上移動 | F13 + I | ↑ |
カーソル下移動 | F13 + K | ↓ |
カーソル右移動 | F13 + L | → |
バックスペース(1文字削除) | F13 + H | Backspace |
デリート(1文字後方削除) | F13 + ;(セミコロン) | Delete |
日本語/英字切り替え | F13 + 右Shift | IMEトグル(オン/オフ) |
※F13キーはChangeKeyでCapsLockに割り当ててください。
AutoHotkeyにて上記のショートカットを登録します。
💡 AutoHotkeyのコード全文
以下が今回使用したAutoHotkeyのスクリプトです。 .ahk
ファイルとして保存し、AutoHotkeyで実行してください。
; ==================================================
; F13キーを使ったショートカット設定
; (CapsLock → F13 にChangeKeyで変換済み前提)
; Windows 11 / 日本語配列対応
; ==================================================
; F13 + j/i/k/l → 矢印キー
F13 & j::Send, {Blind}{Left} ; ←
F13 & i::Send, {Blind}{Up} ; ↑
F13 & k::Send, {Blind}{Down} ; ↓
F13 & l::Send, {Blind}{Right} ; →
; F13 + h → バックスペース
F13 & h::Send, {Backspace}
; F13 + ; → デリート
; セミコロン(;)は仮想キーコード vkBA を使う
F13 & vkBA::Send, {Delete}
; Capslock ON/OFF トグル(右Shift + F13)
※左Shiftも登録したい場合は下記をLShiftにしたコードも貼り付ける。
RShift & F13::
GetKeyState, state, CapsLock, T
If (state = "D")
SetCapsLockState, Off
Else
SetCapsLockState, On
return



🔄 パソコン起動時に自動でショートカットを有効にする方法
毎回 .ahk
ファイルをダブルクリックして実行するのは面倒なので、自動で起動するように設定しましょう。
✅ スタートアップ登録手順:
Win + R
キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開くshell:startup
と入力して Enter- 開いたスタートアップフォルダに、作成した
.ahk
ファイルのショートカットを入れる

Win + R
キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く
これで、パソコン起動時に自動でAutoHotkeyのスクリプトが起動し、ショートカットもすぐ使えるようになります!
Q&A

なんでshiftとF13キーでIME切り替えするの?
別に「無変換」と「変換」で英字と日本語切り替えられるじゃん!
確かにそうです。日本語配列キーボードなら、それで問題ありません。
だが私は英字配列のゲーミングキーボードを使っているので「無変換」と「変換」がありません。
なのでshiftとF13キーを使ってIME切り替えできるようにしたのです。
別にShiftじゃなくても押しやすいキーに変えても大丈夫です。

🧠 なぜF13 + ShiftでIME切り替えができるの?

▼ 「CapsLockってF13に変えたら、もうIME切り替えできなくなるんじゃないの?」
その通り。CapsLockには元々「IMEのオン・オフを切り替える(=日本語↔英語)」という特殊な役割がありますが、F13はその機能を持っていません。

▼ じゃあなぜF13 + Shiftで切り替えられるの?
これはAutoHotkeyで**CapsLockの「状態トグル動作」**をプログラムで再現しているからです。
- 今の状態を取得 → ONかOFFかを判断
- 逆の状態に変更(トグル動作)
こうすることで、「状態が変わった」とOSに認識させることができ、IMEが反応します。

▼ トグルじゃなくて「ONのままにする」じゃダメなの?
実はそれだとIMEは反応しません。
CapsLockやIMEは「状態が変化したときだけ反応する」ようになっているため、「すでにONの状態でONをもう一度押しても無反応」になるのです。
ちょうど廊下の両端にある照明スイッチのようなイメージです。
- 押すたびにON⇔OFFが切り替わる(=状態変化を発生させることが大事)
この性質を使って、「F13 + 右Shift」でIMEのトグルを可能にしているのです。
📢 最後に
CapsLockキー、正直ずっと無駄じゃなかった?
でもF13化してしまえば、超有能キーとして生まれ変わります。
今回紹介した内容は、ほんの導入にすぎません。
応用すれば、左手だけで文字編集・ウィンドウ操作・ブラウジングすら可能。
キーボードの無限の可能性、試してみてください。
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