『オデュッセイア』をIMAXレーザーGTで観たけど、正直そこまでだった【ネタバレなし感想】

『オデュッセイア』をIMAXレーザーGTで観たけど、正直そこまでだった【ネタバレなし感想】

クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』を、

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザー/GTテクノロジーで観てきました。

結論から言います。

俺には微妙でした。

つまらないわけではありません。

映像はすごいし、ノーランがすごいことをやっているのも分かります。

ただ、

「歴史的傑作!」

「絶対IMAXで観ろ!」

みたいな絶賛レビューを見て期待値MAXで行ったので、

「……言うほどか?」

となったのが正直な感想

今回は、

  • なぜわざわざ池袋のIMAXレーザーGTまで行ったのか
  • 初めて体験した巨大IMAXの感想
  • 『オデュッセイア』自体が微妙だった理由
  • ノーラン本人が語っている、この映画のテーマ
  • グランドシネマサンシャイン池袋の良かった点・悪かった点

このあたりをまとめます。

具体的なストーリー展開や結末には触れないので、基本ネタバレなしです。

『オデュッセイア』を池袋まで観に行った理由

今回、わざわざ池袋まで行こうと思ったきっかけは、YouTubeの「たてはま」さんの動画でした。

そこで知ったのが、

『オデュッセイア』は、劇場映画として史上初めて全編をIMAXフィルムカメラで撮影した作品

ということ。

しかも、その映像を本来の1.43:1という縦にもデカい画角で観られるIMAXレーザーGTの劇場は、日本では非常に限られています。

その一つが、グランドシネマサンシャイン池袋。

だったら、

ノーラン好きとしては行くしかない。

ということで行ってきました。

そもそもIMAXフィルムって何?

引用・出典:ヒビノ用語集 https://www.hibino.co.jp/glossary/visual/imax.html

めちゃくちゃ簡単に言えば、

クソデカいフィルムで撮る映画です。

一般的な映画用フィルムより1コマに使える面積が大きく、非常に細かい映像を記録できます。

そしてIMAX本来の画角は1.43:1。

普通の映画は横長ですが、1.43:1は縦方向にもかなり広い。

つまり巨大スクリーンで観ると、

「横長の映像を眺める」

というより、

視界そのものを映画で埋めてくる感じ。

『オデュッセイア』は、このIMAXフィルムカメラで全編撮影された初の劇場映画です。

グランドシネマサンシャイン池袋は普通に楽しい

今回初めて行ったんですが、映画館そのものはかなり好きでした。

館内には昔の映画のポスターなどが飾られていて、普通のシネコンよりちょっとしたテーマパーク感があります。

個人的には、

ディズニーリゾートに来たときみたいなワクワク感。

IMAXがある最上階には巨大なモニターがあり、飲食スペースもあります。

窓際のテーブルからは池袋の街を眺めながら食事もできます。

雰囲気はかなりいい。

ただし、

見えるのは池袋の汚い夜景(笑)

そこはディズニーにはなりません(笑)

ワッフルとカフェラテで約1,200円

途中の5階には飲食店があり、上映前にクリームが入ったワッフルとカフェラテを買いました。

2つで1,200円近く。

高え。

ワッフルは普通にうまいです。

ただ、800円近い。

ワッフルに800円。

東京は怖いところです。

N32で初めてIMAXレーザーGTを体験

今回取った席はN32

中央より少し右側です。

N列にはプレミアムクラスもありますが、俺が取ったのは通常席。

ただし前が通路になっているので、足元がかなり広い。

普通に脚を伸ばせます。

かなり快適です。

ただ、個人的には、

広すぎて逆にちょっと落ち着かない。

目の前がガッツリ通路。

ここで初めて、

「俺、映画館にそんな開放感求めてないわ」

と気づきました。

スクリーンがデカすぎる

そしてIMAXシアターに入って最初に思ったこと。

デッカ!!

これは普通に感動しました。

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXスクリーンは、約25.8m×18.9m。

横だけじゃなく、縦にもめちゃくちゃデカい。

体感としては、

「ほぼ正方形じゃね?」

と思うくらいです。

普通の映画館とは明らかに違います。

ゴジラの予告はめちゃくちゃ良かった

本編前にゴジラの映画の予告が流れたんですが、これはかなり良かったです。

ゴジラって縦にデカいじゃないですか。

だから縦にも巨大なIMAXスクリーンとの相性がめちゃくちゃいい。

巨大なゴジラが頭から足まで、

ドーン!!

と画面に入る。

「巨大なゴジラの映像を見ている」

というより、

「そこにゴジラいるじゃん」

という感覚。

これは素直に感動しました。

だから俺は、

「IMAXなんて意味ない」

と言いたいわけではありません。

むしろ、ハマったときのIMAXはすごいです。

全編フルIMAXにする必要はある?

そこで『オデュッセイア』です。

史上初の全編IMAXフィルムカメラ撮影。

技術的にはすごい。

でも実際に観ていて俺が思ったのは、

「全部これでやる必要ある?」

でした。

巨大なもの。

絶景。

戦闘。

ここぞという場面で画面が、

ドーン!!

と広がる。

俺はこっちのほうが好きです。

ずっと大盛りだと、大盛りが普通になる。

単純に見飽きてくる

通常画角があるからこそ、フルIMAXになった瞬間の迫力が際立つ。

俺にはそっちのほうが合っていました。

巨大スクリーンは目が疲れる

もう一つの問題が、

デカすぎて疲れること。

N32はそこまで前方ではありません。

それでもデカい。

字幕を見る。

真ん中を見る。

上にも映像がある。

また字幕を見る。

眼球だけブラック企業です。

字幕映画と巨大な1.43:1スクリーンは、人によってはかなり忙しいと思います。

俺なら、もっと後方の中央でもよかったです。

最前列のフラットシートは俺には無理

上映前に、一番前にある寝そべって観るフラットシートからもスクリーンを見てみました。

フラットシートからの眺め

いや、

無理だろ。

迫力がすごいよりも、まともに見れねーだろ(笑)

まず、テレビを下から覗き込んだらわかるけど、画面が歪んでまともに映像として見れないと思う

酔いやすい人はゲロ袋必須席。

俺には無理。

3時間近くあそこで観たら、

オデュッセウスより先に俺が家に帰ります。

24fpsの映像が巨大スクリーンだとキツい

映像の動きも気になりました。

映画は基本的に24fps。

1秒間に24コマです。

これはIMAXの性能が悪いという話ではありません。

ただ、巨大スクリーンで視界いっぱいに映像が広がると、俺には24fps特有のカクつきや残像感がかなり目立ちました。

特にカメラが横に動く場面。

ガクガク感が気になる。

しかも画面がデカい。

結果、

酔う。

迫力というより、途中から三半規管との戦いになりました。

強烈な光もかなりキツかった

『オデュッセイア』には、強烈に光る場面があります。

巨大スクリーン全部で、

バッ!!!バッ!!!バッ!!!バッ!!!バッ!!!バッ!!!バッ!!!

と体感1分間フラッシュするシーンがあります

逃げ場がありません。

強制ポリゴンショック。

さすがにキツくて、途中で目を閉じた。

あれに耐えられる人は別班になったほうがいい

どんな拷問にも耐えられる

映画「オデュッセイア」自体も微妙だった理由

『オデュッセイア』自体が微妙だった理由

ここから映画自体の感想です。

まず、これから観る人は、

ギリシャ神話について軽く予習しておいたほうがいいと思います。

少なくとも、

オデュッセウスとは誰なのか。

トロイア戦争とは何なのか。

イタケーとは何なのか。

このくらいは知っておいたほうが入りやすい。

俺も軽く予習して行きました。

それでも、

「こいつ誰だっけ?」

となることがありました。

登場人物が多い。

名前も馴染みがない。

さらに数千年前の海外の神話です。

俺には話がスッと入ってきませんでした。

一番の問題は、感情移入できなかったこと

映像はすごいです。

でも俺は、登場人物にあまり感情移入できませんでした。

ただ、オデュッセウスの旅の回想を見てるだけ

映像としてはただ見てるだけでも面白いが、、

ギリシャ神話だから内容もありきたりでオチも予想できる

まあ、そりゃあそうだけど(笑)

おそらくだが、この映画を高評価している人は

ギリシャ神話のオデュッセイアを上手く映画として昇華できたことに評価をしているのだとおもいます。

ただ、ギリシャ神話もわからない普通の一般ピーポーが何も考えずに見たらそんな面白い映画でもないと思った。

結局、この映画は何を伝えたいのか?

観ながらずっと疑問でした。

ヒーローものなのか。

冒険ものなのか。

戦争ものなのか。

家族愛なのか。

夫婦愛なのか。

男の葛藤なのか。

結局、ノーランよ!何を伝えたい映画なんだ?

俺が好きなのはSFノーラン

そもそも俺が特に好きなのは、

『インターステラー』や『TENET』みたいな、

SF系のノーラン作品。

「どういうこと?」

となって、

後から、

「そういうことか!」

となる感じが好きです。

なので、ギリシャ神話をベースにした今回の作品は、単純に俺の好みとズレていた部分も大きいと思います。

解説動画を見て初めて面白さが分かった

そして映画を観たあと、きっかけになった「たてはま」さんの解説動画を見ました。

これが面白かった。

「あそこってそういう意味だったの?」

「そういう意図があったの?」

と分かって、作品への評価は少し上がりました。

なので俺の中では、

『オデュッセイア』は解説動画まで見て完成する映画です。

映画を約3時間。

帰って解説。

まさかの二部構成。

絶賛レビューを見て思ったこと

世間では、

「ノーラン最高傑作」

「歴史的傑作」

といった絶賛もかなりあります。

俺は正直、そこまでは思いませんでした。

むしろちょっと、

「これ絶賛しておけば映画通っぽく見える空気ない?」

とすら思いました。

これは完全に俺の偏見です。

本当にめちゃくちゃ刺さった人も当然いると思います。

だから逆に、

「いや、お前ここ分かってない」

「ここがめちゃくちゃ面白い」

という人がいたら、ぜひ教えてほしいです。

普通に知りたい。

グランドシネマサンシャイン池袋への不満

映画館そのものはかなり好きでした。

ただ、気になるところもありました。

まず、

上映が始まってから入ってくる客が多い。

体感20人くらい(笑)多すぎ(笑)

1億総ADHD社会かよ!

しかも座席番号が暗いと分かりづらい。

その結果、

遅れて入ってきた人がスマホのライトをつけて、座席を探してウロウロ。

くそ眩しい。

まじで上映中にライトの光が視界に入るのは許せん!

スタッフの対応も少し気になった

入口のスタッフも感じ悪かった

チケットのQRコードをかざして入場するんだけど、反応した時の音が小さすぎて

ちゃんとスキャンできたか分からないからスタッフに確認しようとしたら、

スタッフ3人いたにもかかわらず客をガン無視してくっちゃべってた(笑)

そんな暇なら、あとから来た

遅刻組を案内してやれや

とは思いました。

全体的にスタッフは疲れ切った感じでホスピタリティはなかったですね。

チケットを取るだけでも大変

そもそも今回、

このIMAXで『オデュッセイア』を観るために、俺は会員になりました。

会員になると夜9時からチケットを購入できるのですが、

サイトが混雑してアクセスできない!

20分後に運良くアクセスできたが、プレミアムシート、グランドシートは完売していました。

会員のうち6回以上観るとプラチナ会員になって夜の8時30分からチケット購入できるみたいなんで、

人気作品の課金シートはプラチナ会員でないとほぼほぼ取れないと思います。

結論:IMAXはデカければいいわけじゃない

今回初めてIMAXレーザーGTを体験して思ったのは、

デカければデカいほど偉いわけじゃない。

ということ。

ゴジラの予告みたいに、

巨大なものを縦いっぱいに映す。

これはめちゃくちゃ良かったです。

だからIMAX自体を否定する気はありません。

ただ俺は、

最初から最後まで全部フル画角より、

ここぞという場面でフル画角。

こっちのほうが好きです。

以前『アバター』をDolby Cinemaの3Dで観たときは、

「これはこの環境で観てよかった」

と本気で思いました。

結局、

上映方式と映画の相性が大事。

そして『オデュッセイア』については、

映像はすごい。

テーマもちゃんとある。

ノーランがやろうとしたことも、調べれば分かる。

でも、

俺にはそこまで刺さらなかった。

これが正直な感想です。

ただ、

「いや、この映画はここが面白い」

「この部分を知ると見方が変わる」

という人がいたら、ぜひ教えてください。

もしかしたらコメント欄まで読んで、

俺の『オデュッセイア』が完成するかもしれません。

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